君のとなりで。
あたしは恥ずかしくて下を向いたままだった。


「先生ダメかな?」


亜実は手を合わせて『お願いします』と頼んでいる。


「………」


先生は黙っていた。

やっぱりダメなんだ…


「いいよ」


「えっ?」


思いがけない言葉に顔をあげる。


「別に撮ってもいいけどネット上に流すなよ!」


「しない、しない、そんな事絶対しないから!」


「約束だぞ!」


「ありがとう先生!!」


パシャッ


「ありがと、さよなら先生!!」


あたしは先生に笑って、先生の元から走り去った。


「やったね、愛子ちゃん!」


「うん!亜実ちゃんのおかげだから!」


「今日は幸せだね~♪」


「本当だよ~!マジでありがとう!」


あたしはその日亜実ちゃんと話しながら帰った。




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