君のとなりで。
ある日の授業。

近くの公園で、先生達が待機しているチェックポイントを回って皆の仲を深めようという授業だった。

皆それぞれのグループに別れて、公園の散策をしだした。


「亜実ちゃんと離れちゃった…」


知り合いがいなかったあたしは終始無言だった。


「次のチェックポイントへ行こうか」


同じグループの恵比くんが皆をひっばる。
はぁ。どうでもいいから早く終われ。


「おい、着いたぞ」


まだ続くのかよ。
ふと顔を上げると…―――





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