君じゃなきゃ





「んーーー」



大きく伸びをして
深呼吸した


きもちいー!
せっかくだからちょっと
遠くまでいっちゃおうかな?


いつも学校の中にいる
時間に外にいるのは
なんかすごい開放感で
わんちゃんを散歩しているひとも
車の音も
空気も
すべてがいつもより新鮮に感じた



しばらく歩いていると
細道をみつけた私は
進んで見ることにした



わぁ────



私の目の前には
広がる大自然
大きな草原に大きな木が一本
ちょうちょや花が沢山咲いてた




なんだろうここ
ちっちゃいころから知ってる町なのに
初めて見た


きっといままで
見過ごしちゃってたんだろうな…


自分だけの秘密の場所みたいで
すごくうきうきしてきた




でも、大きな一本の木に近づいてみると
そこには先客がいた




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