smilegirl
劇場を後にした足で私たちは秋さん行きつけのモダンな喫茶店に入った

顔に似合わず優しい雰囲気のお店

ちょっと意外

「ここのナポリタン美味しいんだよね。マスター俺ナポリタン!咲は?」

「サンドイッチ」

マスターらしき人が小さく会釈をして動きを始めた

ナポリタンを選ばなかったのは

秋さんへの反抗かお腹が空いていないからかは

不明だけどね

「今日沢山笑ったね。楽しかった?」

「た、のしかった。」

「ね、どうして人前で笑わないのさ。あ、マスターありがとう。」

ナポリタンは本トにおいしそう

でもサンドイッチも負けないわ
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