さくらシンドローム

『駅まで来てよ。』

「わかった!行く!」

電話を切り、準備をする。

「母さん!出かけてくる!」

「ご飯はー?」

「いらん!」

「あそ。いてらさーい。」

「暑!」

ドアを開けて外に出ると灼熱地獄だった。

「母さーん。車出してよ。」

「嫌よ。少しくらい汗かきなさい若者。」

くそう。

仕方なくそのままチャリで駅まで向かった。

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