さくらシンドローム
「でもやっぱりさ、バカみたいに暴れて、バカみたいに笑えるのはお前らだけだから、また遊びに来てくれよな。」
「桐生…気が向いたら来るな。」
「お前!そこはまた来るでいいだろ!」
やっぱり何も考えず一緒に居られるのは、こいつらだけだ。
一生の仲間だ。
「あ、そうそう。お土産買ってきたの忘れてた。」
「え、お土産?」
「はい、うまい棒。」
「はい、かりかり梅。」
「はい、チロルチョコ。」
「くそかよ!こんなんどこでも買えるし!」
「お前これ、高校の近所の駄菓子屋で買ってきたやつだぞ!わざわざ選んだんだぞ!」
チロルチョコにいたっては溶けてドロドロだし。くそかよ。
「じゃあまたな。」
「…おう。次はもっとすごいお土産期待してる。」
3人は改札を通って行った。
次は俺が向こうに行こうかな。