さくらシンドローム

「行くぞ。」

「「え、」」

「姉ちゃんの結婚式に乗り込んで、メチャクチャにしちゃえ。」

「は!?桐生バカ!?そんなことしたら俺なるちゃんに嫌われるよ!」

「いいだろ。どうせ結婚したらなかなか会えなくなるんだし。俺は、ズッキーの中にある大切な気持ちを無かったことにする方が嫌だ。」

「桐生…」

「さあ行くぞ!」

俺はズッキーの腕を引いて走った。

凜太郎も花束を持って付いてきた。

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