さくらシンドローム
廊下で凜太郎と話していたら、ズッキーがやってきた。
「やっほー。凜ちゃん。」
「おはようございます、羽川くん。」
「凜ちゃん、生徒会に立候補することにしたんだって?」
「ええ。」
「え、まじで?」
知らなかった。
「てか生徒会選挙っていつあるんだよ!」
「一ヶ月後です。立候補の締め切りは今日なので。」
「…今日?」
「はい。」
知らなかった。
「桐生はどうせ関係ないじゃん。」
「いや、俺も立候補する!」
「「は?」」