さくらシンドローム
16、投票
「早く犯人見つけて、脅さねえとな。」
「そんな物騒なこと言わないでください。」
ここは凜太郎の部屋。
「でも、心当たりねえのかよ。」
「全く。まあ、知らない間に恨みを買ってることはなきにしもあらずですからね。」
「そうか…。でも凜太郎、ぜってえ立候補取り消すなよ。」
「…でも、もしかしたらみんなに迷惑かけるかも…」
俯く凜太郎。
「俺はお前にしか投票しねえからな。」
「…ありがとうございます。」