さくらシンドローム

翌日の昼休み。

幸雄は言われた通り、生徒会室に来た。

今日はドアをノックして入る。

「どうぞ。」

凜太郎が中からドアを開けた。

「…失礼しまーす。」

案内されるままに椅子に座った。

妙な緊張感が走る。

「…なんで俺を騙したんだよ。」

「は?」

「俺は今、腹が立ってるんだよ。こんな屈辱的なのは初めてだ。これは詐欺だあ!」

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