さくらシンドローム
そのあとも凜太郎は、美味しそうか不味そうかで魚を見ていた。
そしてなんとか無事、水族館デートを終えた。
百助としほちゃんはお揃いのキーホルダーを買っている。リア充爆発しろ。
「どうする?これからご飯でも行く?」
「すみません、私このあと用事があってですね。」
凜太郎が申し訳なさそうに頭を下げた。
「デート自体急だったもんな。今日はありがとうなさくら。」
早く解散したい。早く帰りたい。
「そっかあ。残念。また今度4人でどっか出かけようよ。」
「はい是非。…絶対もう行きませんけど。」
「へ?なんか言った?」
「いえ何も。」
本音が出てるぞ耐えてくれ凜太郎。俺も耐えている。