†・。「私」と「俺」。・†
2、凜香と私。

私の席に、また凜香が来た。

「喧嘩腰はやめなって…。まあそういう人だけどさ、moaは…。」

もう厭。皆私に近づくな。

女は怖い。噂をしたがる。ヒトの不幸を、うれしそうに見てる。

…気分が悪いな。

「凜香…ほっとけよ私の事なんか…。」

突き放してしまう。

人のことが私は好きになれなかったけど、凜香は違った。

でも…私の性格は…。

ああ、気分が悪いなあ、もう…。

3時間目の授業を、私はサボった。

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