一瞬の恋
「おーい!どうしたんだよ」


私がずっとその人を見ていて、


不思議に想った雄太は私に声をかけた。


その声で私は我に戻った。


「あ・・いやなんでもないよ。」


私はそう言って新しいクラス表を見に行った。



でも、クラス表の前にはたくさんの人がいて


わりと背の低い私は自分の名前が見えなかった。


「もー見えないし!」


私はそう言って、その集まりの中から離れた。


すると・・





「名前何?」


そういう声がして、私は後ろを振り向いた。


私は時間が止まったかのように思えた。


そこには・・さっきの人が。


桜の木の下にいたその人がいた。


私が一目ぼれした相手。
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