とけてながれて【完】
どさり、ベッドに倒された私はがちがちで
それをみたお兄ちゃんは、クスクス笑って
またキスをする
ゆっくり、ゆっくり
ひらかれていく、身体
違和感よりも、幸福感
貴方の腕の中にいられるだけで胸が締め付けられるのに
今以上の崩壊は、恐怖だ
震える私に、お兄ちゃん投げ掛ける
「やめてなんか、やらない」
――滅茶苦茶になれ。俺しか考えられないように、してやる
残酷なのを、わかっていますか?