とけてながれて【完】




『ゆきと、ゆきと、ゆきと』





『愛してる――』





すべてを思い出した俺は一階にかけ降りる



「雪ッ」



一階のどこにもいない



――学校、か?



まだ早いだろう学校に、俺と会わないが為に行ったのだろう



「逃がさねえ」










「何年、俺が思い続けたと思ってんだよッ」










それは固く固く封をしていた、思い


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