とけてながれて【完】


「朔!」


後ろから先程まで聞いていた声が聞こえた


「あ、白夜…」


解った、気がした


白夜君は朔さんが好きで


朔さんは白夜君が好きで


それを解ってないんだ


白夜君は何をあんなに恐れているのか


朔さんは、こんなにも白夜君を愛しそうに見つめているのに


不器用な、二人


微笑ましくもあり、


すごく、すごく


イライラもした


貴方達は、愛し合える時間があるのに


こんなに、あるのに


時間は、有限なんだよ?


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