とけてながれて【完】


「俺は妹じゃない雪華、君がほしいよ」


せっかく止めた涙が止まらなくなって
夢なら永遠に醒めないでほしい


「雪華は、俺と一緒に居てくれないの?」


少し寂しそうに言うから
あわてて否定する


「いたい…!一緒に、いたい、よ」


涙声で、
ぐちゃぐちゃな顔で
震えてる


"『妹』だった私でも、いい…?"


そういうと雪兎は




"雪華じゃないと、いやだ"


って言うから声を上げて泣いた


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