morning




梓が死んだのを知ってから、俺は数日間泣き続けた。

泣きやんでからはショックでか、毎朝毎朝梓が死んだ事を忘れ、今日みたいに思い出して…。


「梓…っ!」


また、泣いて。

梓にはもう抱きつけない。
もう毎朝、あの笑顔を見ることが出来ないんだ。
そう考えると、涙しか出てこない。


でもきっと、明日も忘れていて。
そして思い出して、泣くんだろう。


.
< 10 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop