とある少女と遊び人

*優side*



「12歳の時に交通事故で両親を亡くして・・。親戚のおじさんに生活費をもらって、独りで 住んでるの。」



花蓮からこのことを聞いて、俺は後悔した。




嫌なことを思い出させてしまった―――――・・。




「ごめん・・・。」




「・・・・なんで?」




「俺、嫌なこと思い出させちまったから・・。」




「別にいいよ・・・。もう、慣れてる。」



そういった花蓮の声はなんだかとても、悲しそうだった―――。




*優side End*












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