とある少女と遊び人

「そう。貴方は癌、でもあるのよ。」





美鈴さんはキッパリと、あたしに告げた。





「だから、癌のせいで・・。手術できないんですか?・・。」





「っ・・。」





「もし、癌さえ無かったら・・・。あたしは、生きれたかもしれないんですか・・・?」





「生きれたかもしれない、わ。・・・・っ」




あたしは言葉を止めることなく言う。






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