木漏れ日②


―――トントン。―――


「・・・はい。」



「入るよ?」



「うん。」



―――ガラガラ~。―――


入ってきたのは涼だった。



「なに?」



「あのさ・・・」



そう言ったきり


黙ってしまった涼の目には



涙が溜まっていた。
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