木漏れ日②



「・・・涼?」




「・・・ごめん愛歌。」




――――――ガラガラ~。バタンッ





謝ってすぐ



走って出て行った涼の溜まっていた涙は




いまにも流れ出しそうで




いや。もしかしたらもう



流れ出してたかもしれない。




私にはなんで涼が泣いていたのかなんて




そんなこと分からない。




でもこの時確かに




ずっと一緒にいたい。涼の力になりたい。





そう思えた。
< 12 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop