木漏れ日②
検査が終わって
いつも診てくれてる
柏木 優悠也(ユウヤ)先生とお話中。
いつも冗談言って笑っている先生が
冗談を言わない。ひとかけらの笑顔もない。
「最近、数値が悪くなっています。
いつまで生きられるのか分からない状態です。
なにかやりたいこと、会いたい人がいたら言って下さい。」
その言葉を聞いた瞬間思い浮かんだのはただ一人。
涼だった。
この世を去る瞬間まで一緒にいたい。
そう思った。