俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「涼の女…」
銀色コナンくんはあたしに背を向け靴箱の方を向いている。
背中を見つめたまま震える口をゆっくり開いた。
「……な…に…?」
「誰がやったか分かるか?」
「………誰…が?」
ーー誰が?
そうだよね。誰かがやったんだよね。
あたしの事が嫌いな誰かが。
こんな事をするほどその人にあたしは嫌われてるんだ。
誰か分からないケド…嫌われるのはキツイなぁ……。
そう思った時フッと一瞬にして視界が真っ暗になった。
「みあ!?」
「おい!!!涼の女!!!」
二人の声がだんだん遠ざかっていくー………。