俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「………ゴメン…なさい」
「謝んじゃねぇ」
「え…?」
こんなあたし…呆れちゃった?
あたしの背中にあった白金の片手が頭へと移動した。
動いた手は優しくあたしの髪に触れる。
触れる指があまりにも優しくて再び涙が零れそうになった。
「お前が無事ならそれでいい」
「……っ…白金ぇ…」
堪え(こらえ)ようと思っていた涙が我慢できずに瞳から溢れ出す。
「俺が傍にいるから…思いきり泣け」
「……っ…うぇっ……」
「我慢すんな
全部受け止めてやるから」
「うっ……うわぁぁん……」