俺様ヤンキーに愛されて。~third~






あたしは思いきり泣いた。



白金の優しさに包まれながら涙が枯れるまで泣き続けた。










「泣き終わったか?」










そう言って白金は親指であたしの涙を拭う。




白金の優しい指に胸が高鳴った。








「あり…がと……白金ゴメンね」





「何が」





「シャツが…汚れちゃった」








そう話すとあたしを抱きしめながら白金は顔をシャツへと向ける。




シャツは泣いた時についた涙と鼻水でベタベタ。






白金…怒るよね。




かなり汚れてるし。







恐る恐る怒っているか確かめるために顔を見た。




………え?








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