俺様ヤンキーに愛されて。~third~
その事がショックで気を失ったって………。
言えない。
言いたくない。
白金だけには伝えたくない。知られたくない。
誰かに極度に嫌われてるなんて…………。
「な…何も無い…よ」
「嘘つくな。何も無ぇのにみあが倒れるワケねーだろ」
「……っほ…本当に何も無いから」
もうそれ以上何も言わないで。
あたしはギュッと目を瞑る。
すると優しい感触を頬に感じた。
「バカ。俺を騙せると思うなよ」
「だ…騙すなんて…」
「何があったか…言えよ」
「や……嫌だ」
白金の声が頭に響いて消えない。