俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「みあ」
白金はあたしの頬を優しく触り続ける。
嫌。
話したくない。
気づくとあたしは白金に叫んでいた。
「白金には…言いたくないっ……!!!!!」
叫んだ瞬間あたしは手で自分の口を塞ぐ。
今……何言ったのあたし。
「白金には言いたくない」って…。
違う。こんな事が言いたかったんじゃないの。
「白金っ違うの……!!!」
そう言って顔を上げた時……見えたのは白金の傷ついた顔。
あたしは話そうとした口を閉じる。
「……俺には話せねぇのかよ…」