俺様ヤンキーに愛されて。~third~
小さく聞こえた白金の低い声。
あたしの瞳には涙がたまる。
「しっ…白……」
「もうお前には何も聞かねぇ」
「待っー……「………………」
ーバタンッ
白金はあたしの話を聞かずに個室を出ていってしまった。
取り残されたあたしはぼやける視界で白金が出ていった扉を見つめる。
あたし…最低だ。
白金にヒドイ言い方しちゃった。
ちゃんと話せば…白金は聞いてくれたのに。
「白金には言いたくない」なんてあんな言い方……。
ギュッとベッドのシーツを握り締める。
「………っ……ゴメ…ン…」