俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「スリッパ。ゴミだらけだったでしょ?」
「ー………え?」
ードクンッ
一瞬にして身体から血の気がひいた。
ーー「スリッパ。ゴミだらけだったでしょ?」
頭の中で雅ちゃんの言葉が何度もリピートされていく。
何でその事を知ってるの?
まさか……雅ちゃんが犯人?
「雅…ちゃ…まさか……」
「馴れ馴れしく名前呼ばないで
佐々野さん」
「……っ…
スリッパをゴミだらけにした犯人って……」
「あたしじゃないわよ?
人を疑うなんて…佐々野さんて最低。」
雅ちゃんはクスリと笑ってあたしを見ていた。