俺様ヤンキーに愛されて。~third~
熱が出たみたいに一瞬にして熱くなるあたしの身体。
苦しくて息が出来ない。
広い屋上の真ん中でカバンを枕にすやすやと寝ている白金。
……よかった。
起きてたら何て話せばいいかきっと分からなかった。
あたしはゆっくりと白金に近づいていく。
近づいていくほどにハッキリと見えてくる白金の表情。
綺麗な金色の髪がサラサラと風に揺れている。
あたしは寝ている白金の横に腰を下ろした。
眠っている白金はいつもより迫力がない。
街中で眠っちゃったりしたら…ファンの女の子達に襲われちゃうだろうな。
ーキュウッ