俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「ゴメンなさい。ヒドイ事言って……白金を傷つけた」
「……………」
白金からの言葉は聞こえない。
「保健室で「白金には言いたくない」って言ったのには理由があるの!!
……っ実は「白金くーん♪おはよー!!!」
誰かの声が聞こえて白金から身体を離す。
その瞬間目に入ったのは大きなお団子。
「み…やび…ちゃん…」
「あ~!!みあちゃんもおはよ♪」
雅ちゃんはあたしにニコニコしながら近づいてきて手を握った。
手を握られた途端身体中に走る寒気。
怖い。怖い。怖いよ。
手を振りほどこうにも身体が石みたいに重くて動かない。