俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「………………」
あたしは目を閉じながら話を続けた。
「実は…昨日朝あたしのスリッパがゴミだらけになってたの」
あたしを抱きかかえる白金の身体がピクリと動いた気がする。
白金……?
「あたしはその事がショックで…気を失った……
目が覚めたら白金がいて…。保健室で白金に「何があった」って聞かれた時に……」
自然と閉じるあたしの唇。
話すって決めたのに……。
あたしは唇を噛みしめた。
ーチュッ
「………え…」
唇に優しい感触がして目を開ける。
白金が…キスしてる……?