俺様ヤンキーに愛されて。~third~
FR0M白金涼23
「白…金…?」
みあの小さくて細い身体を俺は精一杯抱きしめる。
俺…何やってんだ。
彼氏ズラしてみあに怒って泣かせて。
嫉妬して猛を殴って。
大切なヤツを誰1人守れてなかったんじゃねーか。
「守ってやるから」とかエラそうな言葉ばっかり口にだして……肝心な時にみあの傍にいてやれなかった。
悲しみを苦しみを
分かってやれなかった。
「最低だな…俺」
「え…?何言ってるの?」
みあは俺に気を使ってそう聞く。
お前は優しいからな。
俺を何度も幸せな気持ちにさせてくれる。