俺様ヤンキーに愛されて。~third~
みあは涙目で俺に突っかかってくる。
そんなみあの頭に手を乗せてグシャグシャと掻き回した。
みあの髪は見事にグシャグシャになる。
「あー!!!!白金のバカ!!!
あたしだってこうしてやる!!!」
「は!?…なっ…やめろって!!」
俺の頭に両手を伸ばしてくるみあの手を両手で掴む。
みあは不服そうな顔をして睨んだ。
「白金の意地悪…」
「俺は出会った時から意地悪だったろ?」
「バカ!!!俺様ヤンキー!!」
そう叫ぶとみあは頬を膨らませる。
その姿がエサを口に詰めたハムスターみたいで思わず笑みがこぼれた。