俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「猛…」
「…んだよ
さっきから「猛」ってしか話してねぇぞ?」
四角いメガネの奥で猛の笑った顔が見えた。
何で猛はそんな優しいんだ?
モデルの…お前の顔を殴り付けて痣まで作った俺を何で怒らねーんだよ。
「この前は…悪かった」
「は?」
「勝手に嫉妬してお前を殴り付けて…悪かった」
ーピトッ
猛の手が俺のおでこにつけられる。
外から来たのか猛の手は熱を持っていた。
「…何してんだよ」
「や、お前熱あるんじゃねぇかと思って」
「……あ゙?」