俺様ヤンキーに愛されて。~third~
守られた
「………っ!!!!!」
鈍い大きな音と共に身体に感じた衝撃。
……何で?
あんまり痛くないの…?
ゆっくり目を開けるとあたしの顔に金色の髪がかかった。
あたしは目を見開く。
「白…金……?」
白金は気を失いながら庇うようにあたしを抱きしめていた。
「な…に……やって…」
白金の腕を離して身体を起こす。
すると目に入った………赤……。
「………え?」
あたしは目の前の状況を理解出来ない。
白金が…あたしを庇って階段から落ちて頭から血を流してる?