俺様ヤンキーに愛されて。~third~
あたしを見ながらそう話す救急隊員の人にそう答えた。
「なら、一応貴方も来て下さい」
「…はい」
白金がタンカに乗せられて運ばれていく。
苦しそうに歪むその表情を見て急いで駆け寄った。
「白金…!!!!」
「下がって下さい」
救急隊員の人にそう言われてもあたしは離れない。
救急車に乗っても白金の傍から離れなかった。
病院に着くと白金は治療室へと運ばれていく。
あたしは治療室の前で立ちながら白金の無事を祈った……祈る事しか出来なかった。