俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「…頼んでねぇ」
白金が耳から手を離して嫌そうに今度は花束を見つめた。
お姉さんは花束が重いのか乱暴に床に投げ落とす。
花束が大きな音を立てて床に叩きつけられた。
「いいじゃない。涼が死なないっていうのは分かってたから
ちょっとこの状況を楽しんでみたの♪」
「…楽しむんじゃねーよ」
「そういえばアンタ階段から落ちたって………あ!!!!」
突然、一段と大きな声を出した白金のお姉さん。
大きな瞳が捉えていたのは……あたし。
「みあちゃん!!!久しぶり~
元気だった?」
ニコニコしながらあたしにそう問いかける白金のお姉さん。