俺様ヤンキーに愛されて。~third~






震えている白金のお姉さんの声と初めて感じる銀色コナンくんの体温に……今、この状況が現実だと思い知らされる。









「しっ…白金……」









今まで止まっていた涙が急に溢れてきた。





白金……嘘だよね?



あたしの事忘れちゃったなんて…嘘だよね?





抱きしめて。



抱きしめてよ。




力強い腕で「誰にも渡さねぇ」って示して。



優しい声で「お前しか見えねぇから」って囁いて。





嫌だ。嫌だよ。



白金…………!!!!!








病院の廊下であたしは声を押し殺しながら涙を流す。



銀色コナンくんは何も言わずに泣いているあたしを抱き抱えてくれている。






隣からはお姉さんのすすり泣く声が聞こえてきた。








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