俺様ヤンキーに愛されて。~third~
頭に浮かぶのはあたしを見る白金の冷たい瞳。
本当に…全部忘れちゃったんだ。
そんな……。
そんなの…。
「嫌だよ……!!!!」
ーガラッ
あたしの悲痛な叫びと共に開かれた病室の扉。
「涼……」 「白…金…」
あたしは銀色コナンくんと声が重なる。
白金が最初に視線を向けたのは………あたし。
「お前…」
「……え…?」
「猛の彼女か知らねぇケドな…人の病室の前でイチャついてんじゃねぇよ」
さっきまで真っ白だった心が真っ黒になった。
銀色コナンくんの彼女?
……あたしが?