俺様ヤンキーに愛されて。~third~
もう…泣かない。
泣いたって白金の記憶は戻らない。
「頑張るぞーー!!」
大きな空にあたしの声が響いた。
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「みあ。おはよー!!」
「華。おはよ!!」
教室に入るとあたしの前に立った華。
あたしと同じように目が赤くなっている。
腫れ具合が……あたしよりヒドいかも(笑)
「ちょっと!何笑ってるのよ!」
「あはは。何でも無いよ」
華。あたし華がいるから今笑えてる。
1人だったら涙をこらえるのに必死だった。
「この顔で電車乗るの恥ずかしかったんだからね!?」
「それ、あたしもだよ」