俺様ヤンキーに愛されて。~third~
FR0M白金涼25
目を開くと、真っ暗な闇が俺の周りを包んでいた。
キョロキョロと辺りを見渡すとふいに耳に届いた声。
ーーー「白金っ…!!」
ーーー「白金、大好きだよ」
ーーー「白金の…意地悪っ!!////」
「……誰の声だ…?」
俺は先も見えないのに声のする方に手を伸ばす。
ーーー「白金忘れちゃったの?」
「……忘れ…た?」
俺は誰かを忘れてるのか?
いったい誰を……?
暗闇に伸ばしていた手を元に戻す。
ーギュッ
「うぉ!!」
急に感じた背中への衝撃に思わず声がこぼれた。
誰かが俺を抱きしめてる……?