俺様ヤンキーに愛されて。~third~
俺の言葉を最後まで聞かずに、団子女は俺に背を向けて歩き出す。
俺は団子女を引き止める事はせず無言で後ろ姿を見つめた。
ークシャッ
「………?」
手に違和感を感じて自分の掌を見つめる。
「何だ…コレ」
いつ握らされたのか、俺の手にはグシャグシャになった紙が1枚。
紙を開くと書いてあったのは
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++++.+++++.++++
あたしのメアドだよ
メールしてね♪
雅
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自分の顔がひきつるのを感じる。
……変な女だな。
俺は開いた紙を再びグシャグシャにしてゴミ箱へ投げ入れた。