俺様ヤンキーに愛されて。~third~
ーーズキンッ
「………っ!!」
強烈な頭の痛みが、考えることを許してくれない。
…………ダメ…だ…。
もう……意識がもたな………
視界がボヤけてほとんど見えない。
目が静かに閉じて行く。
雅ちゃんは気絶しているフリをしているのか、何も話そうとはしない。
「………っ……う……」
薄れていく視界の中、最後に見えたのは
ーーーーー見覚えのある…金髪。
……白………金…………?
あたしは次の瞬間、意識を失った。