俺様ヤンキーに愛されて。~third~









「…………………。」












猛が俺に「思い出したか?」と毎日問い続ける女の名前は






ーーーー 佐々野みあ










顔はどこにでもいそうな普通の女。




病院で目が覚めたら何故かその女が俺のベッドの隣にいて…。


誰だよコイツ。って思ったのを覚えてる。






最初は猛の女だと思ったけど、そうじゃねえみたいで……。




嘘か本当か、最近分からなくなるけれど


「俺の女」らしい。





女関係の嘘をつかれることが大嫌いで「やめろ」と怒鳴っても、あの女のことを言い続けることをやめない猛。





猛は俺のことを一番分かってくれてるダチで……俺の嫌がることは絶対しねえ男。



そんな猛に毎日言い続けられたら……確かだと思っている自分の記憶を少しづつ信じられなくなってきた。






< 331 / 402 >

この作品をシェア

pagetop