俺様ヤンキーに愛されて。~third~
そんなあたしの気持ちを分かってるいるのか、いないのか、白金は言葉を続ける。
「…………何で守りたいとか………お前が俺にとってどんな存在なのか……
全然分からねえ……」
ーーズキンッ
白金の言葉に胸が痛む。
あたしは一体白金の何なんだろう。
「…………だけど、守りたいんだ
他の奴には渡したくねえ」
………………え?
「俺がお前…
お前の傍にいたいんだ」
……………し……ろが……ね……?
夢……なのかな…?
記憶を無くしているはずの白金が………あたしを守りたいって……あたしの傍にいたいって………
抑えきれない気持ちが涙となって溢れ出す。
「バカ…泣くなよ……」
顔……顔見せて
どんな表情でそんな優しい声を出しているの?
私は白金から離れようとするけど、白金はあたしを離さない。
「離れんな」