俺様ヤンキーに愛されて。~third~
少しでも速くみあの所へ行きてぇ。
みあが居ないか確認するために周りをキョロキョロと見渡す。
…居ねぇ。
校舎の中にいるのか。
校舎へ行こうと足を進めると……
突然女が目の前に飛び出してきた。
「……危ねっ」
俺は思わず声を出す。
目の前に飛び出してきた女は不気味に笑った。
「ポスターカッコよかったよ。白金くん」
「誰だテメェ…気持ち悪ぃんだよ」
何だコイツ。スゲェ馴れ馴れしい態度取りやがって。
俺…コイツと知り合いか?
「誰だって…雅だよ。覚えてない?」
「…雅?」