俺様ヤンキーに愛されて。~third~
触らせねぇよ
白金……わざと知らないフリしてる。
何を隠してるの!?
あたしは初めてのサボりデートの時みたいに白金の頬っぺたを両手で引っ張った。
「んが!!??」
「…プッ」
情けない声を出した白金に思わず笑ってしまう。
笑いがおさまって改めて白金を見ると視界にある物が映った。
………………え?
ゆっくりと白金の頬っぺたから手を外す。
「こ……れ……」
あたしの右手の薬指は見た事の無い綺麗な指輪が光っていた。
「………白金…が…?」
「…………おぅ」
二人とも消えそうなくらいの小さな声ー……。