俺様ヤンキーに愛されて。~third~
「言えよ。言わねぇと分からねーだろ?」
「………っ」
「どうした?」
白金はそう言うと身体を曲げてあたしを心配そうに覗きこむ。
するとあたしの顔に金色の髪が触れた。
ーフワッ
白金の髪からする女の人の香り………。
嫌だ。
嫌だよ。
「嫌!!!」
気づくとあたしは白金に向かってそう叫んでいた。
「…みあ?」
「嫌なの!!」
「何が?」
「嫌…嫌なの……しっ…白金が……っ……」
涙が溢れてきて上手く話すことが出来ない。